子ども葛飾区史

第3章 地域の歴史


第13節 奥戸

■ :奥戸

本郷遺跡・鬼塚・鬼塚遺跡(奥戸1・3丁目)  
 南奥戸小学校の周りには、本郷遺跡、鬼塚遺跡という遺跡があり、約1400年前から1300年前、古墳時代の終わりごろの家のあとやねん土を焼いてつくった器が発掘されています。この発掘によって、はるか昔から奥戸に人びとが住んでいたことがわかりました。  
 本郷遺跡は南奥戸小学校の北側にある遺跡です。家のあとや井戸などが見つかっています。また、鬼塚遺跡は南奥戸小学校とその南側に広がる遺跡です。現在小学校の体育館が建っている場所からは、土器や井戸が見つかっています。  
 遺跡の名前は、室町時代と江戸時代につくられた「鬼塚」とよばれる塚があることからつけられました。この鬼塚がなんのためにつくられたのかくわしいことはわかっていませんが、神様をまつる儀式が行われる場所であったと考えられています。鬼塚は葛飾区指定史跡です。

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本郷遺跡の住居の跡

人が立っている場所が柱でした。
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南奥戸小学校体育館の下にあった鬼塚遺跡(1992〔平成4〕年)
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