子ども葛飾区史

第3章 地域の歴史


第12節 四つ木(四つ木・東四つ木)

■ :四つ木(四つ木・東四つ木)

葛飾メッキ工場アパート(四つ木5丁目)  
 メッキの加工は、機械やバッグの部品などの表面を金やニッケルといった金属でおおうことでさびから守るため、また、見た目をきれいにするためなどに行われます。  
 メッキ加工を行うときに出る騒音と排水やちりは、人体や環境に悪い影響を与えます。しかし、規模の小さいそれぞれのメッキ工場が自分の力だけで問題を解決することは大変でした。そこで、いくつかの企業をひとつの建物に集め、排水処理やちりを集める施設などを共同で利用するため、葛飾メッキ工場アパートが建てられました。  
 完成した1968(昭和43)年ごろは、日本の産業がいちじるしく発展するかげで環境破壊が大きな問題になった時代で、葛飾メッキ工場アパートは注目を集めました。現在も四つ木には多くのメッキ工場があります。

メッキ加工した製品
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葛飾メッキ工場アパート(1968[昭和43]年)
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