子ども葛飾区史

第3章 地域の歴史


第1節 水元(水元・東水元・西水元・南水元・水元公園)

■ :水元(水元・東水元・西水元・南水元・水元公園)

飯塚の富士講(葛飾区指定無形民俗文化財)(南水元2丁目)
 富士講とは、富士山を神聖なものとして信仰したりお参りしたりする人の集まりのことで、江戸時代に江戸を中心に大流行しました。葛飾にもかつては、飯塚のほか、金町・鎌倉・立石などに富士講がありました。また、富士塚と呼ばれる富士山に似せてつくった塚も飯塚・金町・立石などにつくられました。  
 葛飾区で現在も活動している富士講が飯塚の富士講で、葛飾区の指定無形民俗文化財になっています。  
 飯塚の富士講では、毎年7月1日に七富士参りという行事を行っています。これは、埼玉県草加市瀬崎や千葉県松戸市小山、江戸川区篠崎など7つの富士塚を回ってお参りするというものです。七富士参りには富士山を登山してお参りするのと同じご利益があるとされています。

飯塚の富士講の祭壇(1987〔昭和62〕年)
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