子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第8節 大正時代

■関東で大地震が発生 :

人口の増加
 関東大震災で家を失った人の中には、葛飾に移り住む人もいました。当時の葛飾は、常磐線の亀有・金町駅と京成線の四ツ木・立石・曲金(現在の高砂)・柴又駅があり、都心への移動が便利でした。また、田んぼや畑が多く、住宅を建てる土地もあったためです。
 1920(大正9)年に2万7661人だった葛飾の人口は、関東大震災後の1925(大正14)年には4万9415人と約2倍に増えています。移り住んできた人の中には、焼きものや染めものの職人もいました。