子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第5節 室町・安土桃山時代

■葛西城での暮らし :

食事
土鍋や鍋をつるす道具が見つかっていて、いろりで食べ物を煮炊きしていたことがわかります。また、すり鉢を使って魚を練ったり、麦を粉にして食べていたと考えられています。他にも米・麦・そばが炭になったものや、カモやタイなど鳥や魚の骨も見つかっています。また、うるしの器も見つかっていて、食事などのときに色あざやかな器も楽しんでいたと考えられます。

食器など(葛飾区郷土と天文の博物館所蔵)
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宴会
 「かわらけ」と呼ばれる回転台(ろくろ)を使わずに粘土をこねて皿の形にした器が多く見つかっています。これは、武士が宴会のときに酒を飲んだり、料理をのせたりするものでした。宴会は武士のきずなを強めるための大事なもので、夜中まで行われることもありました。かわらけは、1度使われると捨てられたため、大量に使いました。

かわらけ(葛飾区郷土と天文の博物館所蔵)
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遊び
 将棋の駒や羽子板などが見つかっており、これらで遊んでいたことがわかります。

将棋の駒(葛飾区郷土と天文の博物館所蔵)
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羽子板(葛飾区郷土と天文の博物館所蔵)
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