子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第4節 鎌倉時代

■鎌倉時代の葛飾(豊島清元から葛西清重へ) :

(人物クローズアップ)
葛西清重(12世紀後半〜13世紀前半)
 葛西を治めた葛西清重は、源頼朝の寝る場所を警備する11人の1人に選ばれるほど頼朝に信頼され、頼朝が鎌倉に入ると本拠の葛西以外に鎌倉にも屋敷を建て頼朝の側で仕えました。平氏との戦いでは九州にも行って活躍します。また、奥州(東北地方)を治めていた奥州藤原氏との戦いにも父の豊島清元とともに参加し、大きな成果をあげ、奥州にも領地をもらいました。その後も頼朝が寺院や神社へ参拝する際に護衛としていっしょに行くなど、鎌倉幕府の御家人として仕え、頼朝の死後も幕府を支え続けました。いつ亡くなったかは色々な説がありますが、資料から1227年まで生きていたことが確認できます。その後、間もなくして亡くなったと考えられています。

葛西清重夫婦の肖像画
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源頼朝坐像
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