子ども葛飾区史

第1章 現在の葛飾区


第1節 葛飾区の概要

■区内で見られる自然 :

豊かな水辺の環境に支えられ、1900種類以上の生きものが暮らしていることがわかっています。その中でも多いのは植物、昆虫類・クモ類で、いずれも900種近くが確認されています。



【動物】
メダカ(メダカ科) 流れがゆるやかな場所の水面近くに群れて暮らしています。
コクワガタ(クワガタムシ科) 成虫はクヌギの木などの樹液に止まっていて、夜の明かりにも飛んできます。
タヌキ(イヌ科) 近いきょりに家族が集まり、生活、行動します。
アオダイショウ(ナミヘビ科) ネズミを食べるため、昔は倉庫や家でネズミ退治をしてくれていました。
【植物】
瑞龍のマツ 東京都指定天然記念物です。
葛西神社のイチョウ 葛飾区指定天然記念物です。
ソメイヨシノ(バラ科) サクラの代表です。紅葉も美しいです。
メタセコイア(スギ科) 秋になると美しいオレンジ色に染まり、水元公園でも美しい紅葉が楽しめます。

【区内の希少な生きものたち】
区内にいる生きもののうち、およそ138種が国や東京都で絶滅が心配されている希少な生きものです。
オニバス(スイレン科) トゲのある大きな葉を水に浮かべます。水元公園のオニバス池で大切に保護されています。
フジバカマ(キク科) 秋の七草のひとつで葉や茎は乾くといい香りがします。
カワセミ(カワセミ科) 勢いよく水面にダイビングして小魚をとらえます。水元公園周辺で生息が確認されています。

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