1面から続きます タイトル 葛飾菖蒲まつりイベント情報 【担当課】 観光課 電話3838‐5558 堀切菖蒲園会場(入場無料) 6月1日(水)〜25日(土)の開園時間は午前8時〜午後6時(入園は午後5時30分まで) 菖蒲まつりパレード 【写真提供】河内潔一氏(堀切京南自治会会長) 堀切水辺公園 (堀切菖蒲園から徒歩約5分) 菖蒲園ライトアップ 6月10日(金)・11日(土)午後7〜9時 プロジェクションマッピングも開催 堀切観光ガイド 堀切地区のボランティアガイドが期間中、毎日無料で堀切地区の魅力を一緒に歩きながら紹介します。(所要時間約1時間30分) 集合時間 午前10時30分、午後2時 集合場所 堀切菖蒲園正門前 6月5日(日) 午前10時〜 関東やまと太鼓、琴の演奏、野だて 堀切菖蒲園 子ども会イベント(縁日)、出前児童館 菖蒲園用水路通り 午後2時〜 オープニングセレモニー 堀切菖蒲園 12日(日) 午前9時30分〜 菖蒲まつりパレード 堀切菖蒲園駅前付近 19日(日) 午前10時〜 舞台イベント、葛飾元気野菜即売会※ 堀切地区センター 期間中開催 堀切菖蒲園等古絵葉書写真展、記念品販売 他 堀切菖蒲園 ※葛飾元気野菜即売会は売り切れ次第終了します。 水元公園会場(入場無料) 終日入園可能 水元民謡パレード 水元公園会場 チャリティーカラオケ大会出場者募集 シニアの部  【日時】 6月18日(土)午前10時〜午後1時  【対象】 区内在住65歳以上の方40人 一般の部  【日時】 6月19日(日)午後1時50分〜4時50分  【対象】 区内在住の方40人 いずれも 【費用】 3,000円(費用の一部は葛飾区社会福祉協議会に寄付します) 【申込方法】 往復ハガキに「シニア」か「一般」・住所・氏名(フリガナ)・年齢・電話番号・曲名と歌手名を書いて、5月31日(火)(消印有効)まで(多数抽選)。過去の優勝者も応募可。 【申し込み・問い合わせ】 〒125‐0035南水元4‐19‐13水元公園葛飾菖蒲まつり実行委員会 電話3609‐2707 (月〜土曜日午後1〜5時。ただし開催期間中の土曜日を除く) 6月4日(土) 午前10時〜 菖蒲まつり応援カラオケ熱唱&演芸大会 5日(日)  午前10時〜 オープニングパレード、開会式、葛飾元気野菜即売会※ 他 11日(土) 午前10時〜 吹奏楽演奏(東京理科大学)、歌謡ステージ、落語寄席 他 12日(日) 午前10時〜 地域愛好会参加コーナー、葛飾元気野菜即売会※ 他 18日(土) 午前10時〜 カラオケ大会(シニアの部)、吹奏楽演奏(都立葛飾総合高校) 他 19(日) 午前10時〜 カラオケ大会(一般の部)、葛飾元気野菜即売会※、閉会式 他 期間中の一部開催 午前10時〜  野だて「水元菖蒲茶屋」(6月4日(土)を除く土・日曜日) お茶処(6月6日(月)〜10日(金)、13日(月)〜17日(金)。雨天中止) 他 ※葛飾元気野菜即売会は売り切れ次第終了します。  詳しいプログラムは区ホームページまたは、かつまるガイド(http://www.katsushika-kanko.com/)をご覧ください  本紙1面に掲載 タイトル 写真から動画が流れます!  スマートフォンやタブレット端末からAR動画アプリケーション「COCOAR」を起動し、左のマークがある写真にカメラをかざすと、動画が流れます。  AR動画アプリケーション「COCOAR」は無料でインストール・利用できます(インターネット通信料は、利用者の負担となります)。右下のQRコードからもインストールできます。  使い方など詳しくは、区ホームページ(トップ→区政情報→広報・広聴→広報かつしか→広報かつしかが動き出す!AR(拡張現実)動画の視聴方法)をご覧ください。 【担当課】 広報課 電話5654‐8116 iOS Android タイトル かつしかの暮らしと文化 186 五月の魔よけ  これから6月にかけて、堀切や水元などでは花菖蒲が咲く季節となります。花菖蒲の仲間にはアヤメや杜若がありますが、分類上はいずれもアヤメ科アヤメ属で、総称すると「菖蒲」となります。植物学的には、花弁の元の文様に違いがあり、識別はできるそうですが、「いずれが菖蒲か、杜若」の例えがあるように、区別しにくいことから甲乙つけ難い美しい例えとしても使われています。  『伊勢物語』の「東下り」の段に、在原業平が八つ橋で杜若の歌を詠んでいるように、万葉の頃は杜若が愛でられ、花菖蒲が愛でられるようになったのは江戸時代に入ってからのことでした。  古典を読んでみると、旧暦五月五日の端午の節句に菖蒲がよく登場しています。菖蒲の葉は香気が強く、葉の形が剣に似ているので、古くから中国では辟邪と言って邪悪なものを祓う力があるとされていました。このようないわれが日本にも、「菖蒲の刀」「菖蒲の枕」や「菖蒲茶」などとして伝わりました。現在でも菖蒲の葉を湯船に入れた菖蒲湯に浸かりますが、これも本来は、邪気を祓い、体を浄めるためのものだったのです。  しかし、「菖蒲の刀」「菖蒲の枕」「菖蒲茶」よりも多く古典に登場するのは、菖蒲を軒や門に連ね挿し置く風習です。例えば、清少納言の『枕草子』や西行の『山家集』などの著名な文学作品には、5月の季節感を美的に象徴する行事として、「菖蒲を連ね挿し置く」描写が記されています。また、『枕草子』89段の「なまめかしきもの」では、古い新しいに関係なく、檜皮葺屋根の濃い茶色と連ね挿し置かれた菖蒲のみずみずしい緑色とのコントラストがとても魅力的だと評しています。  毎年恒例の菖蒲まつりが開催されるこの時期に堀切や水元などで花菖蒲を愛でる楽しみは葛飾区の魅力の一つです。また、花を見て愛でるだけでなく、古くからの風習である軒に菖蒲の葉を挿し置き、訪れる人々の平安と無病息災を祈りながらもてなすことで、葛飾ならではの新しい魅力が創出できるのではないでしょうか。 (郷土と天文の博物館)