広報かつしか 平成29年 2017年 新年号 発行/葛飾区 編集/広報課 〒124−8555 葛飾区立石5―13―1 電話3695−1111 タイトル 葛力発信! かつしかをもっと盛り上げ隊! 新春対談 今年、葛飾区に大相撲の東関部屋を移転する東関親方(元潮丸関)と、部屋付きの振分親方(元高見盛関)をお迎えしました。 名門・東関部屋が今年 葛飾柴又に移転 区長 いよいよ今年、葛飾で部屋開きを迎えますね。多くの方から「東関部屋はいつできるんですか?」と声を掛けていただいています。楽しみにしている方が本当に多いのですが、移転の準備は順調に進んでいますか? 東関 はい。多くの方と協力して準備を進めています。区や住民の方々にもこういうことをしてほしいなということを聞きながら、一緒にやっていけたらと思っています。 区長 相撲部屋ができたら見に行きたいという方が結構いらっしゃるんですよ。やっぱり親方に会いたいという方もたくさんいらっしゃいます。 振分 ありがとうございます。自分たちはもう現役を引退していますので、やっぱり一番見てもらいたいのは、頑張っている力士たちですね。 東関 番付が下の頃から応援していただいて、その中で成長し、どんどん昇進していずれ大関・横綱になれたら、本人たちはとても嬉しいと思います。若い力士たちが一生懸命頑張っている姿を見ていただいて、何かいろいろと感じ取ってもらえたらいいなと思いますね。 区長 本当に区民の皆さんからたくさんの期待を寄せていただいています。東関部屋をはじめ地域が盛り上がって活性化するように、そして子どもたちもスポーツに親しめるように、ぜひ一緒に頑張っていきたいと思っています。 東関 移転先の柴又では、初めてお会いする方が多いと思いますので、知っていただくためにもちゃんこ会を開いて、東関部屋のちゃんこを食べていただこうかなとかいろいろ考えています。そういうことをきっかけに地域の方々と交流して、「ここに東関部屋ができたんだ」と、それでまた足を運んでもらえるように僕たちも頑張ってやっていきたいと思います。 東関部屋の一日 区長 実際に相撲部屋がどのように運営されているのか、皆さんの知らないことがいっぱいあると思います。 東関 うちの部屋は今、力士が12人所属しています。その他に力士の髷を結う床山や行司、呼出なども必ず相撲部屋に所属します。そして、今日一緒に来ている部屋付きの振分親方と大山親方(元大飛関)、マネジャーの合わせて19人がいます。一日の流れとして、朝の7時からだいたい昼の11時まで稽古した後、その日のちゃんこ番3、4人でご飯を作り、ちゃんこを食べます。後片付けをして午後4時までは自由ですが、力士は洗濯から何から全て自分のことは自分でやるんですよ。そういうことをやりつつ、体のケアなどをする力士もいます。そして午後4時からは部屋全体の掃除を力士全員でやり、6時ぐらいに食事が始まります。夕食は7時ぐらいには終わって、夜10時30分ぐらいまでは自由時間です。 区長 そうすると1日2食ですね。でも、夜食を食べると3食になる(笑)。 東関 たぶん5食食べてる子もいるかもしれない(笑)。 振分 確かに若いうちは食べておかないと体が持ちませんからね。稽古も厳しいですから。 区長 みんないい体してますよね。 東関 みんな100s以上ありますので、見たらビックリすると思います。ちなみに、うちの部屋の1番でかい子は194pで200sありますよ。 ※2面に続く 東関大五郎さん (元潮丸関) 本名、佐野元泰。昭和53年5月11日生まれ。平成6年3月に初土俵。14年9月に新入幕。21年5月場所で現役を引退。21年6月に年寄り・東関を襲名。優勝は十両1回、幕下1回。 振分精彦さん (元高見盛関) 本名、加藤精彦。昭和51年5月12日生まれ。平成11年3月に初土俵。12年7月に新入幕。25年1月場所で現役を引退。年寄り・振分を襲名。優勝は十両1回。 タイトル 年頭に当たって 葛飾区長 青木克コ  明けましておめでとうございます。  昨年も多くの皆様から区政に対するご意見・ご要望などをお聴きし、「誇りあるふるさと葛飾」の実現に向けて、区政運営に努めてまいりました。葛飾区をさらに元気にするため、新しい年も様々なことにチャレンジし、区民並びに事業者の皆様と協働して、さらに住みやすいまちとなるよう努めてまいります。  この新年号では、“葛飾の元気”を感じていただけるよう、各界で活躍されている葛飾にゆかりのある方にご出演いただきました。柴又に移転が決まりました相撲部屋の東関親方と振分親方との対談。さらには、タレントで新宿出身の内山信二さんとの対談です。葛飾の魅力をさらに発信するために、一緒に盛り上げていただけると力強い言葉もいただきました。また、初代かつしか観光大使に就任していただいたLiLiCoさんと川畑要さんからも並々ならぬ葛飾愛を肌で感じました。区民の皆様もこの紙面を通して感じていただけると幸いです。  結びに、本年が皆様にとりまして、心豊かに安心して暮らせる年となりますことを祈念しまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。