1・4面 広報かつしか 平成27年新年号 〒124-8555 葛飾区立石5-13-1 電話3695-1111 はなしょうぶコール 電話6758-2222 午前8時~午後8時 年中無休 葛飾区ホームページ http://www.city.katsushika.lg.jp 年頭に当たって 葛飾区長 青木克德(あおきかつのり) 明けましておめでとうございます。  この新年号では、各界で活躍されている葛飾にゆかりのある方に〝葛飾〟を語っていただきました。この企画で私も倍賞千恵子さん、川畑要さんとお話しをさせていただき、こんなにも〝葛飾〟を愛してくれているということを感じました。区民の皆様もこの紙面を通して感じていただけたらと思います。  葛飾は、下町人情にあふれ、地域における人々の絆が強い土地柄です。この紙面で紹介させていただいた方からも「人のつながりを大切にしている街」を感じるエピソードをお話ししていただけました。これこそが、葛飾の一番の魅力であると私は思っています。  このため、私は、区の取り組みだけではなく、下町葛飾の人情や絆をあらゆる分野に生かして、区民・事業者・区が協働して、さらに葛飾の魅力を高めていきたいと強く思っています。  結びに、本年が皆様にとりまして、心豊かに安心して暮らせる年となりますことを祈念しまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。 ふるさとっていいね 倍賞千恵子さん(女優) 渡辺明さん(将棋棋士) 渡部香生子さん(競泳選手) 川畑要さん(歌手) タイトル 新春対談 映画「男はつらいよ」シリーズの寅さんの妹・さくら役でおなじみの倍賞千恵子さんをお迎えしました。  対談は映画の舞台となった柴又にある、山本亭で行いました。 倍賞千恵子(ばいしょうちえこ)さん  1941年6月29日生まれ。松竹音楽舞踊学校を首席で卒業後、松竹歌劇団(SKD)へ入団。柴又を舞台にした映画「男はつらいよ」シリーズでは全作品で、寅さんの妹のさくら役を演じた。 数々の映画に出演し、日本アカデミー賞主演女優賞を始め、多くの映画賞を受賞。紫綬褒章(2005年)に続き、2013年には旭日小綬章を受賞。 帝釈天でお参りするのが楽しみでした 葛飾区長 映画「男はつらいよ」の第1作の公開は昭和44年でした。当時と比べると柴又もだいぶ変わりました。 倍賞 当時は、素朴な印象でしたね。帝釈天の参道が土で、雨が降ると泥の跳ね返りがすごかったです。今はそういうことはなくなって寂しい気がしますね。  帝釈天の中に入るととてもほっとして。撮影の度にお賽(さい)銭を入れてお参りするのが楽しみでした。 葛飾区長 昭和の田舎の雰囲気が残っていましたね。 倍賞 土手なんかも風が吹くと砂ぼこりがすごくて、それを避けて撮影していました。 葛飾区長 先日、山田洋次監督にお会いした時「土手をコンクリートにするのはけしからん」って言われました。土手の道は整備しないと歩きづらい、でも風情がなくなってしまう。最近はそういうことにも配慮しながら整備を進めています。 昔の面影を残す柴又は地元の方々の努力の結晶 倍賞 参道のお店屋さんに山田さん(山田洋次監督)が「店の裏側はどんな風に変えてもいいから表側は変えないでください」とお願いしたそうですね。街の良さを残したいと思われたのでしょうね。  お店の皆さんが街を守ってくださっている。だから柴又は訪れた方がほっとするし、来てみたいと思う街なんですよね。 葛飾区長 街の良さを残す取り組みは、最初はお店の人たちから、いろいろな意見があったりして大変でしたけれど、みんなで意見を出し合って、最終的に商売を長く続けられる、より良い街にできる、ということで街並みを守るためのガイドラインができました。山田監督の思いが通じたんだと思います。 日本人独特の人情があふれている「男はつらいよ」 葛飾区長 1作目の地元の方が参加している纏(まとい)のシーンが印象に残っています。それぞれの役者さんも一生懸命やられていて。さくらさん、すごくおきれいで。 倍賞 若々しくて?(笑) 私もすごく印象に残っています。あの時、纏を持たせてもらってやってみたら、すごく重たくて。何年もたって当時出演してくださった柴又の皆さんに会ったら「え!?]っていうくらいお互い白髪が増えてました(笑)。ロケで来る度に長く続いている映画だとしみじみ感じていましたね。 葛飾区長 寅さんの映画は、時代が変わっていく中でも多くの人に支持されています。 倍賞 ある日テレビをつけたら、〝寅さん〟をやっていたんですよ。見ているうちに、自分が出ているのを忘れて、引き込まれて笑ったり泣いたり。 山田さんが描く、日本人の独特の人情とか人との付き合いとかが、あの映画の中にいっぱい出てきていたから、私はどんどん引き込まれたのかなって。 葛飾区長 人とのつながりを求めている気持ちが日本人の中にあるのでしょうね。地域のお祭りやイベントも若い方がすごく参加するようになって、人との付き合いを大事にしようという意識が出てきていることは、日本のために良いことだと思います。 詩の情景が伝わるように歌いたい 葛飾区長 倍賞さんは、歌手としてもご活躍されていますね。倍賞さんの歌は歌詞が伝わる。すごく聞きやすいというか、すごくいいな、っていつも思っています。 倍賞 ありがとうございます。山田さんが「せりふは歌うように、歌は語るように」っていうことをおっしゃっていて、いつも意識して歌っています。  私は歌をいただいた時にまず歌詞から入って、聴いている方にどんなふうに伝えようかって思いながら歌っています。区長さんに褒めていただいたから、これからはもっと意識してね(笑)、歌っていきます。 人とのつながりを大切にする街って嬉しいですね 倍賞 今日、柴又に来る途中で幼稚園にたくさんの自転車が止まっているのを見かけて、こんなにたくさんの子どもたちが生まれて育っていく街なんだなって思ったんです。子どもたちが幸せに暮らせて、人とのつながりが大切にされている街でいてほしいですね。 葛飾区長 葛飾は暮らしやすい、といわれています。  映画では、寅さん自身はちょっと変わった人ですが、柴又に帰ってくると、周りの人たちと溶け込んで相手を思いやっている。区でも、高齢の方や、障害のある方などいろいろな人がいる中で、みんなが助け合い、相手を思いやりながら安心して暮らせる「ふるさと」を、街の人や企業の人たちとつくっていきたいと思っています。 倍賞 柴又には都会にはない横の世界のつながりがあって、飾らない気持ちで人に会えるから嬉しいですね。 仕事を一つずつきちんとやり遂げることが目標です 倍賞 新年を迎えて、健康管理をして、引き受けたお仕事をきちんとできる体でいたいなって思います。それから一時間、一日、一週間、一月、一年、人生を大切に、人との出会いを大切にしていきたいと思っています。 葛飾区長 私も葛飾の良さを生かしながら、子育てや高齢化、地域の活性化などの対策を一つ一つきちんと進めていきたいと思います。 葛飾は宝物がたくさん詰まった玉手箱 倍賞 「男はつらいよ」は私にとって人間として、役者としての学校でした。社会とか世間とか、相手の立場で物事を考えるということを学びました。  だから柴又は私にとって故郷であり、役者としての原点。  葛飾は日本人に大切な人情や人とのつながりがたくさんある街だということを、どうぞ皆さん、忘れないでください。そう、例えるなら…玉手箱。葛飾の街は夢や希望や幸せにあふれる玉手箱で、皆さんは玉手箱の中の住人です。もっともっと箱の中の宝物が増えるように、これからも頑張ってください。私も楽しんで頑張りたいと思います。 対談・インタビューの模様を放送します J:COM東葛・葛飾(地上デジタル放送11チャンネル) 1月7日(水) ◆正午から 渡辺明さん ◆午後3時から 渡部香生子さん ◆午後6時15分から 倍賞千恵子さん・青木克德区長新春対談 1月11日(日) ◆午前11時から 倍賞千恵子さん・青木克德区長新春対談 ◆午後8時から 渡辺明さん ◆午後8時30分から 渡部香生子さん 1月18日(日) ◆午前11時から 渡部香生子さん ◆午前11時30分から 渡辺明さん ◆午後8時から 倍賞千恵子さん・青木克德区長新春対談 かつしかFM(78.9メガヘルツ) 1月5日(月)・6日(火)・7日(水) ◆いずれも午後5時から 渡部香生子さん (インタビュー内容は3回にわたって放送します) 1月9日(金) ◆午前10時から 倍賞千恵子さん・青木克德区長新春対談 1月9日(金) ◆午前11時から 川畑要さん 1月16日(金) ◆午前11時から 渡辺明さん サイン色紙プレゼント(各1名様) 倍賞千恵子さん 渡辺明さん LiLiCoさん 渡部香生子さん 川畑要さん 【対象】 区内在住・在勤・在学の方 【応募方法】 ハガキに希望の色紙(1つ)・住所(在勤の方は会社名と所在地、在学の方は学校名も)・氏名・年齢・電話番号・広報かつしかの感想を書いて、1月30日(金)(必着)まで(1人1枚・多数抽選)。 【申し込み】 〒124-8555 葛飾区役所広報課  当選者の発表は色紙の発送をもって代えさせていただきます。 タイトル 休日応急診療 中学生以下の方が受診する際は、保護者の同伴をお願いします。 ◆医療機関などの案内 東京都医療機関案内サービスひまわり 電話5272-0303 東京消防庁救急相談センター(24時間対応) 電話#7119または電話3212-2323 本田消防署 電話3694-0119/金町消防署 電話3607-0119 ◆平日夜間診療所(小児科) 平日夜間こどもクリニック(立石5-15-12 立石休日応急診療所) 電話3694-9550 (受付時間)月~金曜日 午後7時30分~9時45分 ◆休日診療所(内科・小児科) 立石休日応急診療所(立石5-15-12 葛飾区医師会館内) 電話3694-9550 金町休日応急診療所(東金町1-22-1 金町地区センター内) 電話3627-0022 (受付時間)日曜日・祝日 午前10時~11時30分、午後1時~3時30分・5時~9時30分 土曜日 午後5時~9時30分 ◆休日当番医(診療時間)午前9時~午後5時 1月11日 佐藤整形外科医院 整、リウ、内 東金町1-26-5 電話3627-8686 土屋クリニック 産婦 高砂8-25-1 電話3607-2203 まるやま耳鼻咽喉科クリニック 耳鼻咽 青戸5-20-12-2F 電話3838-3387 新小岩北口診療所 外、整、内、胃 西新小岩1-8-4 電話5670-2826 高橋内科クリニック 内、循内、小 立石8-1-2-2F 電話6657-7081 いしかわクリニック 内、胃、外 西新小岩4-37-3 電話3691-3715 甲田医院 内、小 鎌倉2-11-9 電話3658-0947 1月12日 カンノ整形外科医院 整、リハ 亀有5-20-14 電話3605-5589 栗原医院 内、小、皮 新小岩2-21-21 電話5607-1088 東立病院 内 立石6-38-13 電話3693-1515 加藤医院 内、皮 金町3-20-5 電話3607-1238 やたクリニック 内、整、外、胃 新小岩1-18-6 電話5661-1505 茅野外科内科 内、外 西亀有2-37-3 電話3602-0357 菊島小児科医院 小 東立石3-24-16 電話3697-1556 ◆休日歯科当番医(診療時間)午前9時~午後4時 1月11日 杉森歯科医院 鎌倉4-32-2 電話5668-1180 江橋歯科医院 奥戸2-30-1 電話3697-5247 1月12日 清水歯科医院 鎌倉3-54-11 電話3658-0606 熊倉歯科 立石3-30-7 電話3697-5238 ◆休日当番接骨院(開院時間)午前9時~午後5時 1月11日 佐藤接骨院 青戸3-25-12 電話3601-4782 おぐら接骨院 立石6-31-10-101 電話5670-3231 1月12日 横山整骨院 高砂5-39-14 電話3607-6828 とやま整骨院 奥戸2-29-10 電話3693-8182 ◆休日対応薬局(開局時間)午前9時~午後5時30分 1月11日 フレンド薬局 西新小岩1-8-5 電話5670-9311 かまくら薬局 鎌倉2-10-4 電話5694-1560 水戸薬局本店 高砂5-36-7 電話3607-2562 おおうら薬局第一支店 立石7-6-1 電話3694-0435 かめりあ薬局 立石8-1-2 電話6657-6303 エース薬局 西新小岩4-37-14 電話3694-0939 1月12日 みどり東薬局 東立石3-21-7 電話5654-2884 おおうら薬局第一支店 立石7-6-1 電話3694-0435 ポプラ調剤薬局 金町3-20-6 電話3600-2338 秋山薬局第三支店 小菅2-20-13 電話3603-0301 あすか薬局 亀有5-19-6 電話5616-8016 くるみ薬局 西亀有2-24-11 電話5680-9180 近藤薬局 立石4-19-1 電話3691-1609